冒険帝国よりお知らせ
『伝令！！』Vol.71


　こんにちは。『冒険帝国』代表の堀田です。


◎　次回例会（及び公開セッション）開催のお知らせ
　次回の例会を下記の通り行いますので、連絡いたします。

日時：
平成１２年３月２６日（日）　９：３０受付　随時開始
場所：
大和郡山市・三の丸会館　　視聴覚室

　内容は相変わらずテーブルトークＲＰＧのセッションです。システムは当日の参加
者により決定します。会費は５００円程度でマスターは無料、昼食は各自で取ってい
ただきます。また今回も公開セッションと称して、一般の方の参加を受け付けます。

　今回は、いつもと違う（と言うより昔は使っていた）部屋になっています。
　ご注意下さい。

　今回はネタがない……と思っていたのですが、ちょっとした大人のネタを。
　仕事をする時に心がけることで、大切なことは何か。その答はいろいろと考えられ
ると思いますが、最近堀田が見聞きして実感している（というか痛い目にあった(笑)）
ことは、「他の人に自分の仕事を任せることになった時に備える」ということです。
　唐突な話になりますが……２０００年問題で多くのプログラマの方が従来のシステ
ムをいじる羽目になったと思います。それでなくとも、他人が作ったプログラムを直
したりするのは苦労します。処理の行い方が自分の流儀と違ったりしますし、何より、
「ここの部分は何のためにこうなっているんだ？」と思うことが多々あります。
　そんな時、元のソースファイルに『○○するための処理：××へ渡す』とか何とか
メモを書き込んでおくと、自分が読み返したときのみならず、後で読むことになった
人全てがそのプログラムを理解し易くなります。
　しかし、例えば会社に入って日の浅いプログラマは、他人のプログラマをいじった
こともないでしょうし、自分のプログラムを他人が見ることなど念頭にない人もいま
す。そんな人の書いたソースは、後からいじる人には必ず嫌がられます(笑)。

　事ほど左様に、「他の人にも解りやすくする」ことは大切だと言うことです。
　しかし、そんなことを露ほども思わず作ったものを、急に他人に託さなければなら
なくなったとしたら？　仕事の引き継ぎの際にはよく起こる問題ですが、現代の我々
に限らず、ゲームの世界でもあらゆるものに起こり得る事柄でしょう。
　というわけで、今回のお題は「遺す（残す）」です。
　元の持ち主の意図が伝わるように「ちゃんと遺されて」いないもの。それは、後世
の人にとっては不可解であったり、厄介事ですらあったりします。そんな羽目になっ
てしまった過去の遺産、後に残る人を困らせてしまうばかりの先任者の遺物、そう言
った物事の登場するシナリオを考えてみて下さい。（……ちょっと難しいかも。）

　例会への参加連絡等、堀田へのご連絡は、
　電子メールか NIFTY SERVE の PATIO（Password不要）でお知らせください。
　それではまたオフラインでお会いしましょう。

〈『伝令！！』Vol.71／2000年3月12日　　 堀田拓司 GFF02522@nifty.ne.jp 〉